シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCS

2相混合 シングルセル ドロップレットジェネレーター DMSCS NTサイエンス

多様なシングルセル・スクリーニング系に対応するドロップレットジェネレーター

DMSCSは、シングルセル・スクリーニング実験向けのドロップレットジェネレーターです。サンプル懸濁液と試薬をハイスループットに混合・単離し、シングルセルを含むマイクロドロップレットを安定して生成します。ドロップレット分取やハイスループットスクリーニングを実施する場合には、一般的なセルソーター(FACS)と組み合わせて利用でき、用途や実験工程に応じて柔軟に実験系を構築できます。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの特徴

多様性
細胞・微生物・ビーズなど多様なサンプルに対応し、約5~300μmのドロップレットやハイドロゲルを安定生成
柔軟性
試薬・プロトコル・セルソーター(分取・ハイスループットスクリーニング時)の自由な組み合わせが可能
2液混合対応
サンプルと試薬の混合・単離を同時に行い、ドロップレット内で反応を開始することで、細胞溶解反応や酵素反応などの実験系のクロスコンタミネーションや反応生成物の拡散を抑制
拡張性
将来的な装置拡張や、自動化・ラボオートメーションとの連携に対応

セルソーター(FACS)を活用した実験系の拡張

セルソーター(FACS)は、細胞分離、シングルセル分取、集団解析に加え、ドロップレット分取にも利用できる汎用装置です。ドロップレット実験において、実験内容によってはセルソーターを使用しない運用も可能ですが、セルソーターを活用することで、ドロップレット集団の選別や回収後の解析を効率化できます。また、回収後の再選別やシングルセルクローニング、多パラメータ解析などにも展開できるため、研究の進展に合わせた実験系の拡張が可能になります。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの主な用途

これらの用途では、ドロップレット生成と分取・解析工程を独立して設計できることにより、アッセイ条件の最適化および用途拡張を柔軟に行うことが可能となります。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの導入検討の目安

研究目的や既存設備、運用方針によって最適なアプローチは異なります。以下は導入判断の目安を整理したものです。

DMSCSが向いている場合

下記の項目に2つ以上該当する場合、DMSCSは有力な選択肢となります。

  • アッセイ条件や実験系を柔軟に開発したい
  • 一般的なセルソーターと組み合わせた運用
  • 将来の装置拡張や自動化連携を検討

DMSCSが適さない可能性がある場合

該当する場合は、別のアプローチの方が適合する可能性があります。

  • 生成から分取までを1台の装置で完結したい
  • 事前に固定化されたワークフローのみで運用したい
  • 自由度・拡張性・自動化連携は不要

※研究目的・設備環境・運用方針に応じて最適な構成は異なります。

シングルセルドロップレット生成と反応プロセス

細胞、微生物、ビーズなどの懸濁液をマイクロドロップレットへ単離し、マイクロ流路上で試薬を導入・混合します。細胞溶解、mRNA捕捉、抗原抗体反応、蛍光アッセイ、PCR、ゲル化などの操作をドロップレット内で実行できます。


シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの仕様・構成例(参考)

仕様や構成は参考例です。研究内容や実験工程に合わせて必要な機能を選択しながらシステムを構築できます。

生成方法 マイクロ流体技術による圧力制御・加圧式
ドロップレットサイズ 約5μm~300μm(搭載チップおよび構成による)
生成速度 最大約60万個/分(組成や装置構成による)
出力圧 最大700kPa(機種による)
高粘度試料や20μm以下の微細流路チップにも対応
内包液混合機能 2~3液混合可能(搭載チップおよび構成による)
ドロップレット内合成や細胞溶解反応も可能
ドロップレット種類 W/O、O/W、W/O/W、GMD、G/Oなど多様
1台の装置を多目的に利用可能
流路チップ・チップ材質 流路径、流路形状、材質などを用途に応じて選択可能
精度 CV≦5%を目標とした設計(条件・プロトコルによる)
温調機能 0~100℃(オプション)
観察・顕微鏡ユニット 標準搭載
拡張性 多年度にわたるユニットやオプションの追加・構成変更が可能
ユニットごとの分割導入も可能
外部制御 USB経由でPythonによる制御が可能
対象 細胞・微生物、酵素、ゲル、粒子、ポリマー材料

※装置構成、オプション選択、プロトコルにより異なります。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの装置構成・価格例(参考)

掲載している構成は参考例であり、用途や実験内容に応じて必要な構成が異なる場合がありますので、お見積をご希望の場合は予定されている研究内容やご利用目的をお聞かせください。

タイプ最高出力圧 生成速度送液系統流量センサー
流量フィードバック
標準単価(税抜)
WEB単価(税抜)
特注最小構成装置
※顕微鏡ユニット付き
※アカデミック限定
※受注数量限定
特注対応特注対応2液系ー¥2,450,000~
¥2,205,000~
E-2CHタイプ200kPa
(2000mbar)
~30万個/分※ 2液系オプションお問い合わせ
E-3CHタイプ200kPa
(2000mbar)
~30万個/分※ 3液系オプションお問い合わせ
E-3CH温調タイプ200kPa
(2000mbar)
~30万個/分※ 3液系オプションお問い合わせ
H-3CH700kPa
(7000mbar)
~60万個/分※3液系オプションお問い合わせ
H-3CHF温調タイプ700kPa
(7000mbar)
~60万個/分※3液系3液系お問い合わせ
その他構成・タイプお打ち合わせお打ち合わせお打ち合わせお打ち合わせお問い合わせ

※本情報は2026年10月1日現在の参考情報です。
※350万円(税抜)以下の構成では、目的とするドロップレット生成を実現するため、装置コストと求められる仕様とのバランスを考慮した構成となる場合がありますが、将来的な機能追加やシステム拡張にも対応可能です。
※特注最小構成を除き、掲載価格には導入サポートミニマムプランが含まれます。
※価格および装置仕様は、予告なく変更される場合があります。
※消耗品・試薬は含まれません。
※搬入・据付・設置費、運送費、遠方出張費等が別途必要となる場合があります。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCS関連カタログ

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSシリーズ(PDF)

ドロップレット生成オイル 008-FluoroSurfactant(PDF)

※本製品は、試験研究用です。ヒトまたは動物用の臨床診断や医療用機器等の用途に用いることはできません。

シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSに関するQ&A

Q:この装置だけで分取・ソーティングまで完結しますか?

A:本装置はドロップレット生成に特化した設計となっており、分取・ソーティング工程は一般的なセルソーター(FACS)等をご利用いただく構成です。工程を分離することで、研究環境や目的に応じた柔軟な運用が可能となります。

Q:セルソーターを使うメリットは?

A:セルソーターはドロップレットスクリーニングだけでなく、細胞分離、シングルセル分取、集団解析など幅広い用途に活用できるため、研究の進展に応じて設備を有効利用できます。

Q:ドロップレット生成条件の探索についてサポートを受けることはできますか?

A:装置価格(2026年10月1日以降)には導入サポートミニマムプランが含まれており、基本的な生成条件の設定についてサポートします。これを超える検討・評価や運用に関する技術支援については、有償サポートとして対応可能です。

Q:他社のドロップレットジェネレーターとの違いは何ですか?

A:本製品は、あらかじめ決まった仕様の装置を提供するのではなく、研究内容や実験工程に応じて必要な機能を選定し、構成を検討できる点が特長です。ドロップレット生成だけでなく、周辺機器との組み合わせや制御系の拡張、自動化なども考慮した構成を検討できるため、実験目的に応じた柔軟なシステム設計や将来的な拡張に対応できます。

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    参考文献

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